日本の歯科医療は現在、「歯に痛みがあったときに歯科医院に行って治療する」という対症療法が主。最近は予防治療に力を入れる歯科医院が増えていますが、患者さんは「悪いところがあったら」という考えの方が多いのではないでしょうか。
欧米の残存歯数と大きな開き
予防型にシフトしていくべき
欧米では予防治療の考えが浸透していて、歯科医院は「歯が悪くならないようにメンテナンスをするところ」と考えられています。結果、スウェーデンでの70歳の人の平均残存歯数は20本、アメリカは17本、イギリスは15本。日本はどうでしょう。たったの8本なのです。
日本も一層、予防型の考えにシフトしていくべきだと考えています。